LC journey #6_全国高校生フォーラム2024に参加
こんにちは。
ラーニングクラスターの担当教員の堀 光則(ほり みつのり)といいます。
先日行われた「2024年度全国高校生フォーラム」に本校のラーニングクラスター(以下LC)の探究グループが参加してきましたので、その内容を紹介したいと思います。
「2024年度全国高校生フォーラム」は、12月15日(日)に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。
全国高校生フォーラムは、文部科学省が実施しているWWLコンソーシアム構築支援事業及びスーパーグローバルハイスクールネットワークに参加する高校生が一堂に会し、日頃取り組んでいるグローバルな社会課題の解決方法や提案等をポスターを用いてプレゼンテーションする『ポスターセッション』とともに、生徒間にて行う『ディスカッション』をするプログラムです。
本校より代表生徒4名が参加しました。ポスターセッションでは、「教育と核廃絶 ~核廃絶にもっとも影響を与える教育とは~」というテーマで発表を行いました。生徒交流会では、Well-beingについてディスカッションをしました。
現在、LCでは、5つのグループに分かれて探究活動を行っています。
2学期の授業の中で、この「全国高校生フォーラム」に参加したいグループを募ったところ、その場ですべてのグループが参加を希望しました。「なんという積極性か!」と正直驚きました。くじ引きの結果、見事参加権利を勝ち取ったグループは、「教育と核廃絶」について探究するグループです。リサーチクエッションを基に、仮説を立て、校内、校外でのデータ収集を行い、データ分析・仮説検証を行いました。
期末試験が12月2日~5日にあったのですが、期末までにデータ収集は完了していました。
生徒たちは、期末後、一気にデータ分析・仮説検証・ポスターの作成に取り掛かりました。
私は数学科教員であり、データ分析は比較的得意ですので、一緒に様々なデータの分析を行いました。データは、本校の高校生とカナダの高校生・大学生などから収集したものです。
このカナダの高校生・大学生などからのデータは、本年、11月に代表生徒がカナダで行ったフィールドワークの中で収集したものです。
短い時間での準備でしたので、大変でしたが、生徒は本当によく頑張って探究内容をまとめてくれました。
前々日には、ポスターの印刷も終わり、15日(日)の全国高校生フォーラムを迎えました。
開会式では、昨年度参加した本校ラーニングクラスターの先輩たちの様子が、昨年度のダイジェスト映像の中で流れ、大変勇気をもらいました。
開会式後、早速ポスターセッションへ。審査員と他校の参加者が観覧する中、生徒たちは英語で、核廃絶に向けて以下3つの教育が必要ではないかと主張しました。
自分と他人を大切にする原則を持った教育
生命の尊厳を基盤としたうえで、核兵器の問題や地球的問題群を扱うような教育
講義型ではなく、ディスカッションを基本とする教育
4分間の発表時間をギリギリまで使い(多分1~2秒しか残っていません)、発表をしました。発表後は、聴衆からの大きな拍手を受けていました。審査員からも、質疑応答の際にかなり細かいところまで質問をされていました。素晴らしい発表だったと思います。
その後の生徒交流会では、4名が別々の教室に分かれて、Well-beingについてグループで語り合いました。グループで語り合った内容を、教室全体で共有する形だったのですが、どの教室でも本校の生徒が、グループを代表して発表をしており、積極的に参加している様子でした。
お昼には、ポスターセッションの結果発表があり、残念ながら、上位7校には残れませんでした。生徒は大変悔しがっていましたが、短い時間でよくぞここまで頑張ってくれた、と私は感じました。
午後には、姉妹校である東京の創価高校の生徒との交流のひとときもありました。東京校の発表テーマも核廃絶関連の内容であり、核廃絶に向けての決意を改めて確認し合いました。
他にも核廃絶について発表している高校があり、本校の生徒は、その高校の発表生徒とも仲良くなっていました。
未来の世界を作っていく高校生世代が、お互いに交流し、決意を共にしていく姿は大変素晴らしいものだと思います。また、開かれた心でどんどん交流していく姿に、大変感動いたしました。私自身も他校の先生方と様々交流させていただく機会を頂き、本当に実りの多い機会となりました。
2学期のラーニングクラスターの活動はこれで終了となります。
3学期も、様々な交流の機会が待っています。
次の報告を楽しみにしておいてもらえればと思います。